著者:ブライアン・R・リトルさん
訳者:児島 修さん
出版社:大和書房
ビックファイブ?
ビックファイブとは、誠実性、協調性、情緒安定性、開放性、外向性の5つの因子をまとめたものです。
人の性格はこの5つの因子の尺度(パラメーター的な感じです)によって表現できるという考え方です。この理論に基づいた性格診断テストが、科学的に見て最も信頼性が高いです。
では、それぞれの因子について見ていきましょう。一行で簡単にイメージを書きます。
・誠実性 どのくらい真面目で、規則正しく物事をこなしているのか
・協調性 どのくらい友好的で、感じがいいのか
・情緒安定性 メンタルがどのくらい強いか
・開放性 どのくらい好奇心旺盛で新しいことにチャレンジするのか
・外向性 高いと外向型、低いと内向型
なんと!わずか10個の質問で、上に上記した5つの性格を点数化できるテストが本に書いてあります!ご購入したら是非やってみてください!
この本を読んでみた感想
この本を読んだきっかけは、人の性格について詳しく学びたいと思ったので選びました。
筆者の体験談や具体的な登場人物をもとに説明している章などもあり、とても状況をイメージしやすかったです。合間に、クスッと笑ってしまう筆者の面白い体験談があったのも印象的でした。筆者との親近感が湧いたのも嬉しかったです。
単に「外向型」「内向型」の結果だけに注目するのではなく、他の性格要素との組み合わせだったり、人を見る見方を変化させたりと性格にまつわることがたくさん詰め込まれていました。筆者の言葉で、「生まれ持ったパーソナリティを超えて行動できる能力があると確信しています」がお気に入りです。
この本の読みやすかったところ
いくつかの章の初めに性格診断テストがあり、それぞれの性格についてのメリット、デメリットなどについて書かれています。なので、自分のテスト結果をもとに各章を読み進め、興味を持ちながら読むことが出来ます。性格診断テスト好きの方にオススメです!
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